会社のスタート
前回は会社のゴールについてを書きました。
会社、というより自分自身のゴールなのかもしれませんね。
今回は会社のスタートです。

このスタートはいつでも変えられます。でも、自分自身が決めておかないと経営がブレてしまいます。
では一体会社のスタートとは何か?
一言で会社のスタートといっても様々なベクトルがあることは事実です。
例えばそれは会社の規模。
私は自分で経営していた会社の規模を「大きくしない」と決めていました。
それは、あまり大きくしてしまうと仕事を楽しめなくなってしまうから。
社員数が多ければ経営に専念する半面、仕事を楽しむことがしづらくなってきます。
しかし、途中で変えました。
なぜなら一人の社員の言葉から。
「僕はいつまでも給料一緒ですか?」
ハッとしました。
例えば3人の会社だと、2億の売り上げはたぶん変わりませんん。
2億が2億5千万円になっても、5億円になることはないと思います。
だって3人でできることは変わりませんからね。
そして、3人の会社で私が社長なら、残りの2人はいつまでも社員のまま。
それはそうとしても、そのうちの若い方はいつまでたっても最若手のままなのです。
いつまでたっても下っ端のペーペーで、10年経っても20年経ってもペーペーのまま。
3人の売り上げが2億円のままなら利益もあまり変わりませんから、給料もそのままになります。
つまり、社員の給料を上げることは社員数を増やすことでしかできないのです。
また、3人の会社だと、社長の私もプレーヤーとして仕事はしていましたが、2人の社員は
1人分の仕事×2人=2人
分の仕事なのです。これが、ピラミッド状の会社になっていれば部長がいて課長がいて社員がいます。
Aチーム:4人のメンバー+課長
Bチーム:4人のメンバー+課長
そして、AチームとBチームを管理する部長の合計11人の組織なら、、、
1人分の仕事×4人×2倍(課長が上手に管理をすれば)×2倍(部長が上手に管理をすれば)×2チーム=32人
分の仕事となるのです。
結果的に人数の3倍の業績を出すことができます。
課長は4人を上手に管理して2倍の8人分の業績を産めば、課長自身はプレーヤーでなくても十分給料分の仕事をしたことになり、部長は5人のチーム2つに32人分の業績を作らせれば自分自身の給料は作る事ができるのです。
会社員として働いていると、プレーヤーでない課長や部長が一般社員より多い給料をもらっていることを不満に思う社員もいますが、実は課長や部長はチームの業績を倍や4倍にしているのです。
そして、社長は課長や部長を上手にコントロールして、さらなる業績を埋めるようにしているのです。
だから、一般社員は課長になれば、そして部長になれば昇給していきますし、さらに業績を高めて社員数を増やせば、これらの仕組みはもっとずっと大きくなっていく、ということに気づいたのです。
そして、私は会社を3人よりも増やしていこうと方針を変えて、社員にその理由についてを時間をかけて説明し、全員で方向性を決めてすすんできました。
これが会社のスタートです。
スタートは切りなおすことができますが、スタート時の方向を決めるのはとても重要だという事がわかっていただけましたか?
社員を採用するには中途にするとか新卒にするとか。
仕事をするにも薄利多売にするか付加価値をつけてハイクラスの商品とするか。
社員の給料も基本給を抑えてインセンティブ重視とするか基本給を十分な額にするか。
こういった様々な決断をスタート時にしておく必要があるのです。
決めることは大丈夫、コンサルタントに相談すれば良いのです。
社長はコンサルタントの選択肢を決めていけば良いですし、迷えばコンサルタントに相談しても良いですし、「とりあえず」舵を切ってすすめていくという方法もあります。
最初は決めてみる。決めないことはブレブレになり、結果、社員が迷う事になります。
経営者は迷う事の連続です。どんな選択肢も正解ですが、結果が自分の思った形になるかどうかはやってみなければわかりません。何回でもスタートを切りなおすことはできます。トライしてみてください。