商品に自信がなくても、ブランドはつくれる
結論から言います。
「魅力的な商品がないからブランド化できない」は、思い込みです。
忙しい経営者の時間を奪わないために、先に答えを書きます。
ブランドは「商品」だけでつくるものではありません。
中小零細企業の住宅会社にとって、
私は「ブランド化」は避けて通れないテーマだと思っています。
これは住宅業界に限りません。
どんな業態であっても、事業は
選ばれなければ、売上にならない
からです。
もし、
「同じような会社が世の中に一つもない」
という業態なら、その存在自体がブランドです。
ただ現実には、
ほぼすべての業界で
同じような会社、同じような商品
が存在します。
その瞬間から、ブランド化は「必須条件」になります。
■ 髪を切るだけなら、1,000円カットで十分です
少し話を変えます。
あなたが美容室に行く理由は何でしょうか。
・髪を切りたい
・整えたい
・気分転換したい
・話をしたい
・なんとなく落ち着く
「髪を切る」という作業そのものが目的の人は、
実は少数派です。
もし本当に
「髪を切れれば何でもいい」
のであれば、1,000円カットが最適解です。
住宅会社も、まったく同じです。
どの会社も
・同じような間取り
・同じような性能
・同じような価格帯
で家を建てているなら、
選ばれる理由は「安さ」しか残りません。
そして、価格競争が始まります。
■ 「うちは特別な家じゃない」…それ、本当ですか?
多くの経営者がこう言います。
・デザインが特別に良いわけではない
・特徴的な住宅でもない
・耐震等級は3、普通
・性能も突出していない
だから
「うちはブランド化できない」
と。
ですが、ここで一つ問題があります。
それは、他社と“同じ土俵”でブランドを考えていること。
商品だけで勝負しようとすると、
確かに厳しいケースもあります。
そこで、私が提案したいのが
「人のブランド化」 です。
■ 商品が弱いなら、社長が立てばいい
私は代表をしていた頃、
常に蝶ネクタイをしていました。
現場でも
コンビニでも
打ち合わせでも
YouTubeでも
Webサイトでも
いつでも蝶ネクタイ。
理由は単純です。
覚えてもらえるから。
商品は一朝一夕ではブランドになりません。
でも、蝶ネクタイは
巻いた瞬間からブランド です。
極端な話ですが、
これが「人のブランド」です。
■ 実は、受注理由の多くは「社長の人柄」です
中小零細企業の住宅会社で、
契約理由を聞くと
かなりの確率で出てくる言葉があります。
「社長さんの人柄が良かった」
これ、軽く見られがちですが、
とんでもなく強いブランド要素です。
・嘘がなさそう
・ちゃんと向き合ってくれそう
・困ったら助けてくれそう
商品説明より、
この感覚で決まっているケースは多い。
だったら、それを
最初から前に出せばいい
のです。
写真
動画
ブログ
SNS
難しいことは不要です。
■ 家電量販店の不思議な話
少しユーモアを交えます。
家電量販店で
パナソニックやソニーの商品を買う理由、
正直ありますか?
価格は価格ドットコムで分かる。
ネットで買えば家に届く。
それでも、
店に行って買う人がいる。
理由は何か。
・店主の人柄
・相談しやすさ
・アフターフォロー
・奥さんの感じの良さ
結局、
人です。
商品が同じなら、
最後に選ばれるのは「人」。
■ 見た目を軽視する社長は、実はかなり損をしている
人のブランド化は、
見た目から始まります。
だから会社にはユニフォームがあります。
だからスーツにも色や形の選択肢がある。
ここで一つだけ注意。
ハイブランドで固めるのは逆効果です。
「この人、高そうだな…」
と思われた瞬間、距離が生まれます。
必要なのは
・清潔感
・統一感
・その人らしさ
ユニクロで十分です。
むしろ、その方が好感を持たれます。
■ 最後に:商品に自信がなくても、ブランドはつくれる
商品が強くないから、ブランド化できない。
これは誤解です。
人が立てばいい。
人柄を出せばいい。
覚えてもらえればいい。
私は
自分自身をブランド化し、
失敗も成功も経験してきました。
だから、
人のブランド化については
机上の空論ではなく、実体験で話せます。
もし
「何をどう出せばいいか分からない」
と感じているなら、相談してください。
安い服でも
動きやすく
業務に支障がなく
ちゃんと“らしく”見える。
そんな現実的なブランドづくり、
一緒に考えましょう。
時間を無駄にさせる気はありません。