COMPANY SCALE:会社の規模を大きくしなければならないたった一つの理由

今日は経営者向けの話です。
忙しくて本文は読めない人もいると思うので、結論からいきます。

結論:会社の規模を大きくする理由は、たった一つ。社員の給料が上がる“階段”を作るためです。

この階段が作れない会社は、いずれ人が辞めます。
気合いでも、根性でも、理念でも止まりません。構造の問題です。


規模を大きくする理由は「給料の階段」を作るため

会社の規模を大きくしない。
一見、堅実です。身の丈経営。風呂敷は畳めるサイズ。美しい。

でも、その美しさの裏で、社員はこう思っています。

「この会社、10年後も立ち位置変わらないな」

社員にとって大事なのは、精神論より現実です。
家賃、学費、生活費。あと、奥さんの視線。これが強い。

給料が上がる道筋が見えない会社は、静かに人が減っていきます。


父の名言「事業は風呂敷だ」

私が3代目候補として父の会社に入ったとき、規模は社員4名、売上1億円くらいでした。
父が社長、叔父が専務、私と、もう一人の中途社員。家族経営の見本市です。

父に言われた言葉は今でも覚えています。

「事業は風呂敷だ。たためる程度の大きさまでにしなさい。」

つまり、大きくしすぎるなという意味です。
言われた通り、増やしても10棟程度までにしよう。そう決めました。

結果どうなったか。
4棟前後を行ったり来たり。売上も当然、行ったり来たり。


27歳の一言で、背中が冷えた

その後、中途社員を2~3人採用しました。
そこで分かれ道になったのが、ある27歳の社員のひとことです。

入社は一番最後。若手扱いされていた後輩が、こう言いました。

「俺って、いつまでこの立ち位置なんですか?」
「どうやったら給料上がりますか?」

ハッとしました。
経営者は、こういう質問を食らうと固まります。
なぜなら、答えが“頑張れ”では成立しないからです。


売上が伸びない会社は、給料が上がらない

例えば社員数5人で10棟、売上4億だとします。
同じやり方で5人で20棟は無理ですよね。10棟でもまあまあ地獄です。

棟数が変わらないなら売上は伸びません。
売上が伸びないなら、販管費も増やせません。
販管費が増えないなら、人件費も増えません。

つまりこうです。

給料を上げたければ、売上を上げるしかない。
売上を上げるなら、体制を増やすしかない。
体制を増やすなら、規模を大きくするしかない。

ここが「たった一つ」の核心です。
規模の話に見えて、実は社員の生活の話です。


経費は増える。時間は減る。だから余計に“階段”が必要

最近はさらに厳しいです。

ITツール、スマホの通信費、パソコン購入、サブスク。
経費の支払先は増える一方。

一方で、働ける時間は削られていきます。
この状態で、売上を伸ばさずに、給料だけ上げるのは無理です。

社員は入社時、給与が安くても「入りたい」で飲んでくれます。
でも10年後は違う。

奥さんに渡す給料。
子どもの学費。
小遣い。
生活は毎年重くなります。

なのに10年経っても収入が増えない。
ここで社員は静かに転職サイトを開きます。
声に出さないだけで、手は出しています。


ベテランが辞める理由は、性格じゃない。構造です

給料が上がる道がない。
役割が増えない。
立ち位置が変わらない。

この会社に未来を描けない。
だから辞めます。

そして規模を大きくしない会社は、誰かが辞めるまで採用しません。
つまり、誰も辞めなければ出世できない。
裏を返せば、誰かが辞めれば出世できる。

これ、健全でしょうか。
私は違うと思います。


最低20名規模で、役割の階段ができる

社員が増えると、役割が増えます。
役割が増えると、組織ができます。
組織ができると、組織長が生まれます。

この「役割の階段」ができて、初めて給料が上がります。

5人で部長を作るのは無理があります。
肩書きだけ増えると、ピラミッドではなく台形になります。
台形は崩れやすい。見た目だけ立派。中身はスカスカ。

最低でも20名程度。
ここまで来ると、給料を上げる設計が現実になります。


売上が少ないから規模を大きくできない?順番が逆です

「売上が少ないから規模を大きくできない」
多くの社長がここで止まります。

でも順番が逆です。

規模を大きくするために売上を高める。
売上を高めるために体制を作る。
体制を作るために採用と育成を仕組みにする。

これを“社長の気合い”で回そうとすると、社長だけが燃え尽きます。
社員は燃え尽きる前に転職します。こっちはエコです。困ります。


規模を大きくするのは、社長の夢のためじゃない。社員の未来のため

会社の規模を大きくしなければならない理由は、たった一つです。

社員の給料が上がる階段を作るため。だから人が残る。

売上を高める方法。
社員を増やす方法。
組織の作り方。
これらはセカンドオフィスで支援できる領域です。

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