すべてはつながる。社長の服装とデスクまでがブランドだ
結論から言います。
ブランディングは、商品やマーケティングだけの話ではありません。
社長の判断、社員の振る舞い、事務所の空気、デスクの上まで、すべてがつながっています。
だから、部分最適のブランディングは必ずどこかで破綻します。
■ なぜ私は「バラバラなコンサル」を信用しないのか
世の中のコンサルの多くを、私は否定しています。
それは、私がコンサルをする理由でもあります。
多くのコンサルは、物事を分解して考えます。
・マーケティングはマーケティング
・商品は商品
・組織は組織
一見、論理的です。
でも、現場に立つと分かります。
会社は、そんなに都合よく分解できません。
全部、つながっている。
■ 高級ブランド店で、なぜ「不安」を感じないのか
高級ブランドでバッグを買う場面を想像してください。
行ったことがある人は記憶で。
ない人は先入観で構いません。
店内は整っている。
照明も、ディスプレイも、空気も。
商品はもちろん、
販売員の服装、髪型、言葉遣いも揃っています。
カタログは美しく、
見積書も整っている。
もし、薄汚れた店内に高級バッグが置いてあったら、
人はこう感じます。
「これ、本物かな?」
商品以前に、空気が信頼を作っている。
これが「つながっている」という状態です。
■ 住宅業界は、もっと高額で、もっと厳しい
住宅はどうでしょう。
3,000万円。
ローコストでも1,000万円。
バッグで100万円は高額。
住宅で1,000万円は安い。
でも、顧客からすれば
どちらも「自分の財布から出す高額」 です。
だから住宅業界では、
商品だけでなく「会社全体の一貫性」が問われます。
■ 服装の話をしたいわけではありません
ここで誤解されやすいので、はっきり言います。
私は
「スーツが正解」
「作業着はダメ」
と言いたいわけではありません。
大事なのは 役割に合った整い方 です。
・現場では、機能性と清潔感
・打合せでは、信頼感
・来客導線では、安心感
ジーンズでも構いません。
作業着でも構いません。
ただし、
「気を使っているかどうか」は必ず伝わります。
オシャレとは、自己満足ではありません。
第三者にどう映るか、です。
■ 入口・段ボール・傘立ては、会社の無意識を映す
会社の入口を見てください。
・段ボールが置きっぱなし
・工具箱が戻ってきたまま
・晴れているのに傘立てが出たまま
忙しいから、分かります。
でも顧客は、理由を知りません。
見るのは「状態」だけです。
そして、その状態から
会社の仕事の仕方を想像します。
■ デスクの上は、社長の思考そのもの
社員のデスクは、業務中は散らかっていていい。
問題は、帰宅時です。
社長のデスクはどうでしょう。
・何日も前の資料
・使い終わった文房具
・絡まったケーブル
これらは単なる整理整頓の話ではありません。
判断の積み重ねが、空気を作っています。
■ 私が否定するコンサルの共通点
私が否定するコンサルには共通点があります。
・つながりを見ない
・一部だけを改善する
・パッケージを売る
ITツール、Web、チラシ。
どれも必要です。
ただ、順番があります。
私なら、まず
人の振る舞いと言葉を整えます。
ここがズレていると、
どんな施策も最後に歪みます。
■ ブランディングとは「見せ方」ではなく「整え方」
今日の話をまとめます。
ブランディングとは、
見せ方ではなく、整え方です。
商品
接客
服装
言葉遣い
事務所
入口
デスク
すべてが同じ方向を向いているか。
それを決め、整えるのが
経営者の仕事です。
■ 最後に
もし時間があれば、
一度「お客様の目」で会社を見てください。
入口。
打合せ室。
見積書。
そこが変わると、
会社の空気が変わります。
もし整理に行き詰まったら、
セカンドオフィスを思い出してください。
全部つながっている前提で、一緒に考えます。