うちって経費かけすぎ?住宅会社の一般管理費で黒字・赤字が一発で見える方法

うちって経費かけすぎ?売り上げと経費の関係

経営で悩むポイントのひとつに「一般管理費」があります。
一般管理費の前に決算書の見方…と言われることもありますが、私はそこにあまり意味を感じていません。

住宅業は、受注から引渡しまで1年近くかかります。
月々の売上も大きくブレる業態です。
だから決算書だけで経営状態を読むより、経営状態を見るための帳票は別で作った方が良い。
この話は長いので、また別のブログに書きます。

今日は「一般管理費」です。

一般管理費は、月ごとの波が小さい

売上や利益、外注支払いは月によって波があります。
でも一般管理費は、大きな波が出にくく、比較的安定しています。

もちろん、消費税の支払い、賞与、保険などの小さな波はあります。
それでも基本的に、毎月の給与支払いやリース料、融資の利息などは、だいたい一定です。

ここがポイントです。

一般管理費の割合が分かると、黒字化ラインが見える

年間売上に対する一般管理費の割合を理解する。
ここが分かると、黒字化のポイントが見えてきます。

一般管理費は、粗利益でまかなうものです。
つまり、一般管理費の大きさが分かれば「最低限必要な粗利益」が決まります。

住宅会社は粗利率で管理することが多いので、
粗利から逆算した売上=ノルマ(最低ライン)になります。

粗利率には多少のゆらぎがあります。
利益が出る現場もあれば、出ない現場もある。
その揺れを見込んで補正すれば、今年の純利益がかなり正確に見えてきます。

決算時に黒字か赤字か「見えていない」会社が多い

住宅業は、どんぶり勘定ではなかったとしても、
決算時に赤字か黒字か、途中で把握できていない経営者も多いです。

でも、ここを理解することが経営の第一歩だと思います。

まずは3〜5年分の一般管理費を抜き出して並べる

直近3年〜5年の決算書から、一般管理費を抜き出してください。
項目はさまざまありますが、まずは「一般管理費の合計」です。

3〜5年分を並べて比較してみる。
意外と安定していませんか?

もし安定していないなら、そこにヒントがあります。

伸び盛りの会社で、社員を増やしている
社内の備品や投資が増えている
拠点や車両が増えている

こういう理由なら納得です。
それ以外でブレているなら、どこかにボトルネックがある可能性があります。

逆算すれば、黒字化はシンプルです

一般管理費を、粗利益でまかなう。
ここが分かれば、黒字化はシンプルになります。

粗利率が分かる。
一般管理費が分かる。
あとは逆算するだけです。

「今年が黒字か赤字か見えない」
この悩みは、実はこの作業でかなり解消します。

決算書の読み方より「数字を見る習慣」が大事

最初に「決算書の見方に意味はない」と書きました。
でも、経理的な感覚は必要です。

決算書の読み方に情熱をかけるのは意味が薄い。
でも、数字を見ることは日常的にやっておきたい。

私が経営者だった時は、エクセルで補助帳票をいくつも作り、
会社の経費をつかんでいました。

最初は一般管理費を並べるところから。今日できます

難しいことではありません。誰にでもできます。
そして、すぐにできます。

最初は、一般管理費を3〜5年分並べるところから。
今日、実施してみてください。