中小企業の採用で失敗しないために|面接前に必ず見るべき3つのポイント

中小零細企業にとって、採用は「一人の失敗」が経営に直撃します。
だからこそ、見るべきポイントを間違えてはいけません。

大手企業のように、
毎年新卒が何人も入る。
毎週のように中途面接をしている。

そんな会社は、ほとんどありません。

多くの中小零細企業では
人手不足
事業拡大
退職
といった「理由」があって、ようやく採用に動きます。

だからこそ
求人
面談
面接
すべてで失敗したくない。

今回は、
【中小零細企業でも失敗を減らせる「採用時の実務テクニック」】を
私自身の失敗談を交えて共有します。

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■ 採用で一番大事なのは「面接前」にほぼ決まっている

採用というと
面接で何を聞くか
人柄をどう見抜くか
に意識が向きがちです。

しかし実務上、
失敗を防ぐ一番のポイントは「面接前」にあります。

ここからは
「やっていなかったことで後悔したこと」
を中心に書きます。

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■ テクニック① 面接前アンケートは必須。ここを外すと後で必ず困る

今回お伝えする中で、
最重要なのが面接前アンケートです。

私が採用したスタッフの中に
背中から二の腕にかけて刺青が入っている方がいました。

暴力団関係ではありません。
友人が彫り師で、練習台になったという理由でした。

ただ、入社してしばらく
その事実を知りませんでした。

半袖を着ないな、とは思っていましたが
別のスタッフから
「彼、刺青入ってますよ」
と聞いて初めて知りました。

私は刺青を差別するつもりはありません。
刺青がある=ダメ
という話ではない。

問題は「知らずに採用した」ことです。

知っていて採用するのと
知らずに採用するのでは
まったく意味が違います。

だから私は
選考前にアンケートを取ります。

内容はシンプルです。
喫煙
飲酒
刺青の有無
心療内科への通院歴

優秀な人材であれば
これらがあっても構いません。

重要なのは、会社側が把握したうえで判断できる状態にすることです。

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■ テクニック② 保証人は「信頼のため」ではなく「万が一のため」

これは採用後の話です。

家族で構いません。
本人以外の連絡先を必ず取っておきます。

なぜか。

社員であっても
いわゆる「バックレ」は起きます。

ある日突然来なくなる。
電話も出ない。
住所に行っても誰も出てこない。

就業規則に
「数か月連絡が取れない場合は退職扱い」
と書いてあって助かったこともあります。

ただ、同時にこう思いました。

事件や事故だったらどうする?

本人としか連絡が取れない状態は
会社としても非常に危険です。

だから私は
初回出社日に
保証人同意書
保証人の住民票
を提出してもらっていました。

これは管理のためではありません。
会社と社員、双方を守るための仕組みです。

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■ テクニック③ 内定承諾書は中途採用でも必ず取る

新卒では当たり前でも
中途では軽視されがちなのが内定承諾書です。

中途採用では
複数社を同時に受けているケースがほとんど。

こちらが
時間をかけ
幹部も交えて検討し
「ぜひ来てほしい」
と思っても、内定辞退は普通に起きます。

正直、かなりガッカリします。

内定承諾書を出しても
辞退されることはあります。

ただ
それでも辞退する人は、最初から縁がなかった
と割り切れます。

内定承諾書は
グラついた気持ちを
一段階、固める役割を果たします。

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■ まとめ 中小企業ほど「仕組み」で採用の失敗は減らせる

今回は
私自身の失敗を元にした実務例です。

本当はまだありますが
今回は特に効果の高いものに絞りました。

中小零細企業の経営者は
「うちは小さいから…」
とつい言いがちです。

しかし
求職者が見ているのは規模ではありません。

**「この会社、ちゃんとしているかどうか」**です。

アンケートを取る。
内定承諾書を出してもらう。
保証人を設定する。

たったこれだけで
会社は「しっかりした会社」に見えます。

採用は
気合や勘ではなく
仕組みで失敗を減らすものです。