工務店の業務フローが形骸化する理由|「生きている」フローに変える方法を解説
御社では業務フローを作っていますか?
正直に言いましょう。
作っている会社は少数派です。
さらに言えば、
作っていても「使っていない」会社が半分以上。
そして多くが、
コンサルが作った業務フロー。
どうでしょう。
思い当たる節、ありませんか?
業務フローが使われなくなる理由はシンプル
「ちゃんと作ったはずなのに、数年後には誰も見ていない。」
なぜか。
業務フローは
生き物だからです。
変わらない業務など存在しません。
建材も変わる。
職人も変わる。
標準仕様も変わる。
社内体制も変わる。
変わるのに、
フローが変わらない。
だから死にます。
ベテランの頭の中にある業務フローは危険
中小零細の住宅会社では、
ベテランの頭の中に業務フローが入っています。
「うちは大丈夫。」
本当に?
もしそのベテランが辞めたら?
業務フローはゼロに戻ります。
これは超属人的経営です。
業務フローの本当の役割は「トラブルの原因解明」
業務フローは、
新人教育のためだけにあるわけではありません。
トラブルが起きたとき、
・どこでズレたのか
・どこが抜けたのか
・何を修正すべきか
これを客観的に見直せるのが業務フローです。
社長の記憶に頼るのは危険です。
記憶は便利ですが、曖昧です。
コンサルの業務フローが機能しない理由
コンサルが作る業務フローは、
完成度が高い。
デザインも美しい。
パワーポイントも完璧。
テンプレートも整っている。
でもそれは、
商品として完成しているから。
商品は、
基本的に「変えにくい」。
ちょっと行を増やすとレイアウトが崩れる。
修正すると全体デザインが狂う。
だから触らなくなる。
結果どうなるか。
・紙で手書き修正
・最新版がどれかわからない
・新人しか見ない
・ファイルの場所が不明
こうして
立派な遺跡が完成します。
パワーポイントは業務フローに向いているか?
住宅会社の業務は、
一直線ではありません。
複雑に絡み合い、
分岐し、
戻り、
重なります。
それをスライドで管理するのは、
正直、無理があります。
業務フローは、
・順番の入れ替えが簡単
・削除しても崩れない
・自由に組み替えられる
この条件が必要です。
生きている業務フローを持つ会社だけが伸びる
本当に業務フローを活用している会社は、
毎日ではなくても、
最低でも週1回はメンテナンスします。
・増えた工程は即追加
・不要な工程は即削除
・ミスはその場で追記
これができる会社は伸びます。
なぜなら、
業務フローが進化しているからです。
成長しない会社の業務フローは「完成している」
完成している業務フローは危険です。
完成=固定
固定=変化しない
変化しない=現場とズレる
業務フローは
未完成でいい。
むしろ、
常に未完成であるべきです。
結論|業務フローはコンサルに任せるものではない
少なくとも私は、
業務フローをコンサルに丸投げすることは勧めません。
業務フローは
会社の血流です。
血流を外注する会社はありません。
業務フローは
社内で育てるものです。
そして、
育て続けるものです。